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DRECOM Award on Rails 2008 受賞作発表 [NT]

Ruby on Railsコンテスト、イベント、求人・転職情報-Drecom Award on rails 2008-受賞作品 で DRECOM Award on Rails 2008 の受賞作が発表された。

大賞は閑歳氏の Smillie! である。おめでとうございます。これは携帯から写真をアップロードし、Web でスライドショーを行うサービスである。なんとソースコードも公開されている。凄いですな。

DRECOM Award on Rails 2007 は幾つかのメディアが取り上げていたが、2008 はさっぱり取り上げられていない。日経IT Pro、@IT、gihyo.jp、cnet、ASCII.jp のどこも情報がない。Google で検索してもあまり出てこない。

DRECOM としてもプレスリリースを出していないようだ。ということで、何人がエントリーし、何作品が提出されたのかは不明。Mashup Award と比較しようと目論んでいたのだが、情報が出なければどうにもならないので、中止にする。

何か盛り上がりに欠けるな。次回はあるのか?作品を発表し評価されかつ賞金を貰えるという場は少ないので、今後も続いて欲しいのだが...。大丈夫かなぁ Yahoo!ファイナンス - 3793.t は。


タグ:MashUp

論文の入手方法 [NT]

ほとんどの人には興味のない話。関係のあるのは日本の人口の 5 % くらいかな?

既にまとめた方がいらっしゃる。

日本国内の論文であれば CiNii (NII論文情報ナビゲータ) で検索すればあらかた見つかると思う。CiNii では 284 の学会から許諾を得ている。論文によっては無料で PDF としてダウンロードできる場合もある。それについては、推薦エンジンの解説記事 というエントリでも取り上げた。

もし、CiNii で検索して論文のタイトル、著者、掲載されている論文誌などが分かれば、あとは、図書館で探せばよい。CiNii なら Webcat Plus へのリンクがあり、これを使うとその論文誌を所蔵している図書館を調べることができる。ほとんど大学図書館だが。

近くに該当論文誌を所蔵している図書館がある場合は、外部者に図書館が開放されているか調べてから、直接行けばよい。もしなければ、国立国会図書館-National Diet Library遠隔複写サービス | 国立国会図書館-National Diet Library が利用できる。あらかじめ国会図書館の登録利用者になる必要があり、郵送で申し込みをしなければならない。実際に行ってみたところ 1 週間ほどで利用者 ID などが送られてきた。

国立国会図書館 NDL-OPAC で雑誌記事索引検索を行うと論文のタイトルなどを元に検索することができる。もし、そこで見つかれば、利用者 ID を持っていれば直接複写依頼を行える。欲しい論文があったので実際に複写依頼を行ってみた。すると、1 週間ほどで該当の論文がコピーされて郵送された。料金は後払い。6 ページのモノクロ A4 コピーで送料込みで ¥448。この料金は銀行振込で支払うことができる。詳しくは、国会図書館の Web に記載されている。また、近くにある市立図書館などから申し込むことも出来るらしい。もっとも、利用者 ID さえあれば、直接 Web から申し込んだ方が速いし楽だ。

残念ながら、国立国会図書館 NDL-OPAC で見つからなかった場合は、Web からの複写依頼はできない。

ちなみに試したところでは、「電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解」は NDL-OPAC の対象だったが、「電子情報通信学会総合大会講演論文集」 は対象ではなかった。そんな本も CiNii によれば、横浜国立大学 附属図書館とかにはあるらしい。まぁ、別にそこまで欲しくはない論文だったのだけれど。

閑話休題。

京都大学では 京都大学図書館機構 - 【トライアル】論文の統合検索ツール"360 Search"(-1/31) なんてサービスを学内向けに提供しているんだね。便利そうだ。


タグ:論文
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iKnow -Developer Challenge - [IC]

iKnow! は 2008/10/15 に iKnow! API を公開した。詳細は API 日本語ガイド で公開されている。

ただし、API リファレンスは英語である。簡単に読んでみたところでは使うのはそれほど難しくはない。API の公開に伴い、iKnow! API KICK OFF! Developer Challenge というコンテストを開催している。開催期間は 2008年10月15日~2009年1月15日23:59(日本時間)である。iKnow! が公開しているAPI を使ってプログラムを作るコンテストである。

私としては、一つアイデアがあるのでやってみたいところだ。しかし、出来るかどうかは微妙なところ。

賞金は ¥200,000~\50,000 である。応募作品は任意のオープンソースライセンスのもとでの公開が必要であることからも言えるが、はっきり言って、優勝するようなアプリケーションであればこの金額では安すぎると思う。

開発時間と時間給を考えると、たぶんペイしない。

しかし、今回は iKnow! としては初の試みであり、どれくらいの完成度のアプリケーションがいくつ集まるかもわからないのだから、まぁ、しょうがないかなという気もしないでもない。それに、面白そうなので、ちょっと API 使ってみようかな。


タグ:iKnow

iKnow -無料で使える英語学習サイト- [IC]

iKnow!  という英語学習サイトがある。少し前から、このサービスを使い始めた。

Flash によるクイズ形式の英単語/英文学習と書き取り(ディクテーション)の学習ができる。「英語学習コミュニティ」と謳っているだけあって、日記が書けたり他のユーザにメッセージを送ったり出来る。英語学習者向けの SNS といったところか。

学習アプリケーションは良くできていて、反復学習により英単語の記憶定着を図っている。現在は多言語化を進めており、英語以外の学習も可能だ。英語の場合は 76 個のコースがある。私は次のコースを選んでみた。

上記のコースは全て単文が英語で読み上げられる。語学は聞かないと学習の効果が半減すると思うので、このような機能は歓迎できる。

iKnow! は反復学習が基本であり、「学習完了アイテム」が 1000 とかになったときにはたぶん、100 時間を超える学習時間を費やすことになるだろう。日本人が英語ができない最大の理由は単に勉強時間が足りないからだと思うので、時間をかけて英語の学習をするというのは王道であると考える。
タグ:iKnow

Dropbox のデータディレクトリの移動 [NT]

Dropbox で使用しているデータディレクトリは Preferences... から変更できる。
image.gif

上図の Dropbox Location を変更すればよい。ここで、「My Dropbox」ディレクトリは自動的に作成されることに注意。つまり、新しいディレクトリに「My Dropbox」フォルダを作成しておく必要は無い。作成しておくと、2 重になってしまう。また、既に使用しているディレクトリを別の場所に移動する場合は、ファイルの移動をユーザが行う必要は無い。Dropbox が自動的に移動する。

Move ボタンを押してディレクトリを選択すると、
image2.gif
と表示される。「This will move the dropbox folder and all the files inside from its current location into the folder you selected.」の意味は「dropbox フォルダとそこにある全てのファイルは今使っているところから、あなたが選択したフォルダに移動するよ。」ということだ。Dropbox がファイルを自動的に移動することに注意すると良い。

ファイルの移動をユーザが行うと勘違いして、面倒な状況になったのでメモっておく。ちなみに、explorer などでユーザがファイルを移動すると、Dropbox としてはそれらのファイルは削除されたものと見なしてしまう。

※尚、これらの情報は、Dropbox Ver.0.6.415 でのことであり、他のバージョンでは動作が変わっているかもしれないので参考程度にとどめて欲しい。


タグ:Dropbox

ScrapBook の改良と Zip ファイルのマウント その2 [NT]

ScrapBook の改良と Zip ファイルのマウント の続き。

ScrapBook のソースコード見ると、scrapbook.js というのが見つかる。名称からもメインとなるソースコードっぽい。前回のエントリで紹介した「Firefox拡張機能開発チュートリアル」に Firefox のアドオンのデバッグ方法が示されている。

ここでもそれを踏襲して Venkman Introduction - MDC を使う。これを使って ScrapBook をデバッグする。すると、scrapbook.js の execFT でエラーが発生していた。

上記のコードを読むと cache が存在する場合は cache の最終更新日を調べ現在時刻と比較して 5 日経過していると shouldBuild = true になり cache が再構築される。つまり、ここを変更すれば良いことになる。

最終的に次のように変更した。

  • cache が存在し、cache の絶対パスに「.zip」が含まれてない場合のみ cache の最終更新日を比較する。
該当部分のコードは次の通り。 あとは、ScrapBook のデータを ZIP ファイルとして圧縮し Pismo File Mount Audit Package でマウントする。そして、マウントした ZIP ファイルを ScrapBook のデータディレクトリとして設定する。

Pismo File Mount Audit Package は CUI のコマンドも付属しているから、適当にバッチファイルを書いてスタートアップにでも入れておけば全自動になる。

さらに、圧縮したファイルを DropBox にでもアップロードしておけば他の PC からも使用できて大変便利だ。


ソースコードが公開されているプログラムは、自分で適当に修正できる点が非常に良い。ただし、プログラムが読めて書けないと出来る人に頼まないといけなくなってコストがかかるわけだが...。


閑話休題。


ところで、Firefox のアドオンを何かするなら Venkman Introduction - MDC は必須だと思った。これがあるかないかで開発効率に 10 倍の差がでるな。ブレークポイントは使えるし、一時停止したところで式を入力できるしね。あと、Firefox が提供する API については例えば nsIFile - MDC を見ると良い。

※本エントリで例示したソースコードは見やすさを優先するために適当な箇所で改行しています。
タグ:ScrapBook

ScrapBook の改良と Zip ファイルのマウント [NT]

過去に 3 つのエントリを書いた。

これらのエントリで最終的に行いたかったことは、「Firefox の大変便利なアドオンである SCRAPBOOK のデータを効率よく管理したい」と言うことであった。もうちょっと詳しく書くと

  • SCRAPBOOK で Web を保存すると、小さいファイルが大量に出来る。現在、大抵の Web はバナーとか色々な画像素材を使っているため、これらのファイルを一つ一つダウンロードするからである。
  • 大量のファイルは効率的に扱いにくい。例えば、コピーするだけでも時間がかかる。
  • SCRAPBOOK で集めたデータは最終的には検索したいだけであり、編集・追加できなくて良い。
  • 編集・追加する場合は Multi-SCRAPBOOK の機能を利用して別途管理すればよい。

という課題があった。これを解決するために圧縮ファイルシステムが欲しかった。色々調べたところ、

  • Pismo File Mount Audit Package を使うと Windows 上で ZIP ファイルをディレクトリとしてマウントできる。
  • Pismo は Read Only でのみマウントできる。
  • SCRAPBOOK の全文検索はキャッシュを作成して行うが、Read Only だとキャッシュの作成に失敗する。
  • キャッシュは古くなると全文検索時に自動的に再作成される。
  • SCRAPBOOK で集めたデータは追加しないから一度キャッシュを作成すれば再作成しなくて良い。にもかかわらず、上記の仕様のため...。

ということで、いまいち使いにくかった。そこで、SCRAPBOOK を修正することにした。SCRAPBOOK は ScrapBook :: Firefox Add-ons で公開されている。まず、アドオン(*.xpi)をダウンロードする。firefox で *.xpi をダウンロードするとインストールしようとするので、めんどくさければ Internet Explorer 等を使えば良い。

*.xpi ファイルは ZIP ファイルなので名前を変更して展開する。展開すると LICENSE.txt が入っている。どうやら、MPL 1.1/GPL 2.0/LGPL 2.1 のどれかを選択できるらしい。

chrome ディレクトリに scrapbook.jar があるのでこれも ZIP に名前を変更して展開する。すると次図のようになる。

image.gif

*.jsは JavaScript で記述されたプログラムコード。 XUL は GUI を定義している(簡単に言えば)。気になって調べてみたところ *.js は 9561行、*.xul は 1900 行位あった。

firefox のアドオンの作成方法については XUL Apps > Documentations > Firefox拡張機能開発チュートリアル - outsider reflex に詳しい解説があるのでそちらを参照。技術評論社の Software Design誌 2007年4月号第2特集「Firefox拡張機能開発チュートリアル」の再録だそうだ。


ScrapBook の改良と Zip ファイルのマウント その2 に続く。


タグ:ScrapBook

書籍の複写(ブックスキャン) その4 [NT]

以前、書籍の複写(ブックスキャン) その3 というエントリを書いた。

そこで、 Snapter - "Goodbye, scanner. Hello, digital camera." について述べたのだが、興味深いことがわかったので、メモ代わりに書いておく。

Snapter は ImageMagick: Convert, Edit, and Compose Images を内部的に使用している。これは同梱されている License.txt を読むとわかる。ImageMagick は著名なグラフィックコマンドであり、またライブラリとしても利用できる。様々な言語で使用するためのラッパーが公開されている。また、ImageMagick を他のアプリケーションから利用することや再配布することもライセンスに従う限り問題ないようだ。

ImageMagick のライセンスは ImageMagick: ImageMagick License に記載がある。そのライセンスの説明を邦訳したものが 何かソフトができるまでのとんでもなく遠回りな道のり: ImageMagickライセンス前文の日本語訳 で公開されている。私もこの訳と同意見で、間違いはないように思う。

というわけで、色々使えそうな ImageMagick。これには様々な機能があることは知っていたが、Snapter で使われていることから、どう使われているか気になった。Snapter は .NET Framework で作られていることから、逆アセンブルすればわかるんじゃないかなと思ったが、案外めんどくさいので、あきらめた。

で、なんとなく ImageMagick のサイトを眺めていたら、Distorting -- IM v6 Examples にたどり着く。そしたら、なんと、Perspective Distortion に対応していたことに気付いた。いわゆる射影変換である。アフィン変換はできそうだなぁと思っていたが、まさか射影変換も出来るなんてね。もっとも、難しいのは、射影変換を行うためのパラメータである4X4行列を求めることであるが...

射影変換を説明するために、Distorting -- IM v6 Examples の一部を引用する。

image.gif
出典:ImageMagick v6 Examples -- Distorting Images,Anthony Thyssen,2005

この画像を見るとわかるように、射影変換は、斜めから撮影した物体をさも正面から撮影したように変換できる。Snapter は紙の資料を正面から撮影したように変換する機能があるが、ここで ImageMagick を使っているかもしれない。

もっとも、ImageMagick はあくまで変換するだけであり、射影変換のパラメータを求めてはくれないから、その部分は作らなければならないが...そこら辺の世界は、コンピュータ・ビジョンの関連分野である。ライブラリで言うなら OpenCV が活躍する分野である。実に興味深い。

尚、ImageMagick などの画像処理については 画像処理についてあれこれ というブログが素晴らくまとまっている。


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書籍の複写(ブックスキャン) その3 [NT]

以前、書籍の複写(ブックスキャン) その2 というエントリを書いた。

そのエントリでは、カメラで撮影した書籍画像の歪みを補正するソフト Snapter - "Goodbye, scanner. Hello, digital camera." のことをとりあげた。

その後、実際に試してみたところ、Snapter は次のことが分かった。

  • 斜めから撮影されたような歪みを補正することは出来ない。
  • Book モードでは本が見開きであることが想定されていて、そうでない場合はうまく実行できない。
  • 複数の画像に対して Snapter を実行するのはめんどくさい(バッチ処理するようなモードが必要だろう)
  • 画像の変換には結構時間がかかる。(私のPCが古い Athlon XP 2500 程度なのもあるが、20sec程度?)

最初の一つに関しては、Snapter の Web に解説がある。

Snapter cannot solve this perspective problem with books.

これが解消できるソフトウェアはないものだろうか...。幾つか論文や特許は見つかるのだが、ソフトウェアそのものはなかなか見つからない。射影変換になると難しいからなー。


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iアプリ開発でのNDA その2 [IC]

以前、iアプリ開発でのNDA というエントリを書いた。

これはこれで間違ってはいない。「iαppli Development Kit for DoJa-5.0 (FOMA)]使用許諾契約書」を素直に読むと色々出来なくなる。しかし、他で知った内容はこの限りではない。なぜなら、使用許諾契約書に同意しなくても良いから。

DoJa Developer Network には英語だが色々な技術資料が公開されている。例えば、DoJa 2.5 API reference Ver.1.05 (.zip) は Doja 2.5 の API がわかる。しかも、特に使用許諾契約とかを要求するボタンなども無い。

API リファレンスを展開して index.html を読むと最下部に次のように記載されている。

This product or document is protected by copyright and distributed under licenses restricting its use, copying, distribution, and decompilation. No part of this product or related documentation may be reproduced in any from by any means without prior written authorization of NTT DoCoMo (including other authors, if any). Third party software, including font technology, is copyrighted and licensed from the suppliers of this software.

Sun, sun Microsystems, Java, J2ME, and J2SE are trademarks or registered trademarks of Sun Microsystems, Inc. In the U.S. and other countries.The Sun Logo is a registered trademark of Sun Microsystems, Inc.

i-mode is a registered trademark of NTT DoCoMo, Inc.

Other names of companies, products, and services in this document are the trademarks of registered trademarks of their respective companies.

これって、NDA には当たらないと思うわけです。私は。ということは、少なくとも Doja 2.5 のレベルでは例えば、Web にチュートリアルとか書いても、本を書いても問題ないように思う。

また、DoJa 2.5 Emulator Ver. 1.03 (.zip) の License Agreement には日本の場合には記述のあった、

第4条 禁止事項
(1~4項は省略)
5 お客様は、本ソフトウェアに関して知り得た弊社の技術情報その他一切の情報を本契約の目的外に使用したり、第三者に開示、漏洩することはできません。

に相当する条文が無いような気がするのだが...。まぁ、

2. RESTRICTIONS.
a. Software is confidential and copyrighted.

上記の「confidential」がそうとれなくもないが、日本文ほど明示的ではない。

うーむ。で、結論はどうなんでしょうね。素直に問い合わせればいいわけですが...。


タグ:iアプリ
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