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論文の入手方法 [NT]

ほとんどの人には興味のない話。関係のあるのは日本の人口の 5 % くらいかな?

既にまとめた方がいらっしゃる。

日本国内の論文であれば CiNii (NII論文情報ナビゲータ) で検索すればあらかた見つかると思う。CiNii では 284 の学会から許諾を得ている。論文によっては無料で PDF としてダウンロードできる場合もある。それについては、推薦エンジンの解説記事 というエントリでも取り上げた。

もし、CiNii で検索して論文のタイトル、著者、掲載されている論文誌などが分かれば、あとは、図書館で探せばよい。CiNii なら Webcat Plus へのリンクがあり、これを使うとその論文誌を所蔵している図書館を調べることができる。ほとんど大学図書館だが。

近くに該当論文誌を所蔵している図書館がある場合は、外部者に図書館が開放されているか調べてから、直接行けばよい。もしなければ、国立国会図書館-National Diet Library遠隔複写サービス | 国立国会図書館-National Diet Library が利用できる。あらかじめ国会図書館の登録利用者になる必要があり、郵送で申し込みをしなければならない。実際に行ってみたところ 1 週間ほどで利用者 ID などが送られてきた。

国立国会図書館 NDL-OPAC で雑誌記事索引検索を行うと論文のタイトルなどを元に検索することができる。もし、そこで見つかれば、利用者 ID を持っていれば直接複写依頼を行える。欲しい論文があったので実際に複写依頼を行ってみた。すると、1 週間ほどで該当の論文がコピーされて郵送された。料金は後払い。6 ページのモノクロ A4 コピーで送料込みで ¥448。この料金は銀行振込で支払うことができる。詳しくは、国会図書館の Web に記載されている。また、近くにある市立図書館などから申し込むことも出来るらしい。もっとも、利用者 ID さえあれば、直接 Web から申し込んだ方が速いし楽だ。

残念ながら、国立国会図書館 NDL-OPAC で見つからなかった場合は、Web からの複写依頼はできない。

ちなみに試したところでは、「電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解」は NDL-OPAC の対象だったが、「電子情報通信学会総合大会講演論文集」 は対象ではなかった。そんな本も CiNii によれば、横浜国立大学 附属図書館とかにはあるらしい。まぁ、別にそこまで欲しくはない論文だったのだけれど。

閑話休題。

京都大学では 京都大学図書館機構 - 【トライアル】論文の統合検索ツール"360 Search"(-1/31) なんてサービスを学内向けに提供しているんだね。便利そうだ。


タグ:論文
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