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1 億円の価値 [KR]

年収階層分布図2006-年収ラボ に最近の平均年収の度数分布が掲載されている。
元データは国税庁の平成18年 民間給与実態統計調査結果のようだ。平均すると 435万円となっているが、度数分布をみると多くの人はそこまで達していないと思う。

仮に月34万円貰うとすると、年収408万円になる。


毎月34万円ずつ40年間受け取ることを考える。金利が年率5%だとすると、現時点で、81,020,454円あれば可能(利子の税金を考慮していない)。

ここでの重要な仮定は、

  • 年率5%
  • 利子の税金を考慮していない

という点である。8100 万円の 5% は 405 万円 である。株式などの場合、減税の期間が切れると 20% の税金がかかる。税金を考慮すると 506.25万円の利子が必要。金利が 5% のままであれば、元金は 1億120万円あればよい。

一般的に株式の平均的な利益は5%前後と言われている。ちなみに、J-REITの平均的な利回りもほぼ同じ。じゃ、ETF と、J-REITに投資だ!もし日本が危ないと考えるなら MSCI World とかに連動する ETF を考えてね。

つまり、平均的な生活を一生涯続けたいと言うのであれば、だいたい 1億円 あれば働く必要はないと考える。

ということで、全ての宝くじの最高償金額は 1億円で良いのでは?本数増やそうよ。
3億とか6億とか必要ないし。

でもでも、所詮、宝くじの期待値は購入金額の半分くらいだから、結局損をするんだけど。


先の計算では 40 年で資産が無くなってしまう。だから、月34万円から国民年金(国民年金で足りなければ国民年金基金にも積み立てるか、そもそも、月34万円も使わない)を払う必要がある。さらに、サラリーマンならば退職金が貰えたりするが、これもない。退職金に相当する資産が必要なら、これも月34万円から積み立てる必要がある(または、そもそも、月34万円も使わない)。


計算が間違っている気がしないでもない。が、ま、縁のない話。最終的に何が言いたいかというと、「1億円あれば十分じゃね?」ということ。若いうちに何億も稼ぐ人は 1 億円を除いて使い切ってしまえばいいんだ。寄付する必要はないからさ。お金があるなら消費するというのが、最も他の人にとって利益になることのようで。


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投資信託の積み立ての中止 [KR]

2008年9月01日 から 1306 TOPIX連動型上場投資信託 の売買単位が引き下げられ、これまでの 100株から 10株になった。

2008年9月12日の 1306 の終値は¥1,189 であるから、¥11,890 で購入できることになる。

これまで トピックスオープン | ファンドトップ | 三菱UFJ投信株式会社 を積み立てていたが、これだと信託報酬が純資産総額に対して 年0.651% かかる。

しかし、ETF の 野村アセットマネジメント | TOPIX連動型上場投資信託 | 商品(1306) なら信託報酬は純資産総額に対して年0.252%。商標使用料などを勘案しても、年0.3% 以下になりそうである。

¥20,000 以下で購入できるなら ETF でいいじゃん。売買も簡単だし。

ということで、トピックスオープンの積み立てを中止した。今後は 1306 を定期的に買おうと思う。

ただ、唯一の欠点は厳密なドルコスト平均法にならないこと。例えば、トピックスオープンを¥20,000 分購入すると、1口あたりの購入価額が安いから ¥20,000 ほとんどをトピックスオープンに投資できる。しかし、1306 の場合は取引値が¥1,189 だとすると 16口になる。

すると、¥976 分だけ差が生まれる。つまり、投資したい金額ぴったりにならない。

が、この分を MMF に入れておけば、郵便貯金よりも利子が付くので(貯金/預金ではないので担保は保証されないが)、まぁいいかとも思う。

結局、お金がたくさんある人はどうでもいいですね。些末なことです。筆者みたいな貧乏人は ¥1,000 以下の差も気になります。


タグ:ETF 投資信託
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東証REIT指数連動型ETFが上場されるようだ [KR]

野村アセットマネジメントのプレスリリース[PDF] によると 2008年9月18日に東証REIT指数に連動するETFが東京証券取引所に上場されるようだ。

REIT とは不動産投資信託のことで、1,2 年くらい前はそこそこ話題になっていた。しかし、ここ最近は単語を聞く頻度が落ちたような気がする商品。

東証 REIT 指数とは 東証 : 株価指数ラインナップ によると

東証市場に上場する不動産投資信託(Real Estate Investment Trust)全銘柄を対象とした「時価総額加重型」の株価指数です。基準日である2003年3月31日の時価総額を1,000とした場合に、現在の時価総額がどの程度かを表します。(算出開始日: 2003年4月1日)

となっている。

2008年9月9日の終値は 1200.24。東証REIT指数 チャート(REIT) から過去3年間の推移を見ることが出来る。これをみると、今はかなり下がっているのが分かる。TOPIX も下がってきているので、株も不動産も両方とも下がっただけなのかもしれないけど。

閑話休題。

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信の価格だが、売買単位は 10 口以上10口単位となっていて、1口は 東証REIT指数の 1pt = 1円とするようなので、だいたい、12000 円前後で購入できるようになりそうだ。東証REIT指数が暴騰しなければ。

指数だから、暴騰するには、指数を構成する銘柄の価格が上昇しなければならないので、そう簡単じゃないだろうけど。

ところで、9月5日 【マーケットコメント】最近のJ-REIT市場の調整について PDF (28KB) なんていうレポートを公表しているんですけど、これって、この ETF がらみかな。

どちらにせよ、不動産投資が間接的にとはいえ、個人でも比較的手軽に行えるようになったと言うことは良いことではないでしょうか。


タグ:投資信託 ETF
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野村ほっとダイレクトの口座維持手数料が無料になっていた [KR]

以前、情報を得るSearch というエントリを書いた。かいつまんで言うと、

  • 証券会社によっては日経テレコンを無料で利用できる
  • 証券会社によっては口座維持手数料がかかる
  • 丸三証券なら口座維持手数料
  • 丸三証券版の日経テレコンは日経四紙なら1年分の記事を検索できる

という内容だった。

今日、新たに発見!

  • 野村ほっとダイレクトだと日経テレコンを無料で利用できる
  • 記事検索期間は 10 年分
  • 野村ほっとダイレクトの口座維持手数料は2007年8月より無料になった
  • 野村ほっとダイレクトの国内株式の売買手数料は約定金額が 20 万円以下の場合は無料
  • セブン銀行の ATM を利用すると野村MRFの入金出金手数料が無料

なんて素晴らしい。以前の記事を書いた時点では野村ほっとダイレクトの口座維持手数料は有料だったはず(もしくは条件があった)。そのために丸三証券に口座を開設したのだが...

まずい。このままでは、丸三証券に口座を開設した利点が無くなってしまう。

しかし、野村ほっとダイレクトがここまでやるなら、ジョインベスト証券って何のために設立したのか分からないね。野村だと堅いというイメージを払拭するとか何とか書いてあった気がするけど、野村ほっとダイレクトでいいじゃん。

早速、口座の開設を申し込んだ。


追加エントリ:野村證券の日経テレコンがサービスを終了していた

 


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新しいインデックスファンド(2) [KR]

新しいインデックスファンド(1) の続き。STAM グローバル株式インデックスとステート・ストリート外国株式インデックス・オープンはファミリーファンド方式で運用されている。

STAM グローバル株式インデックス のマザーファンドは 住信 外国株式インデックス マザーファンドである。マザーファンドの2008年5月30日時点の純資産総額は約 1243 億円。

ステート・ストリート外国株式インデックス・オープン のマザーファンドは ステート・ストリート外国株式インデックス・オープン・マザーファンドである。マザーファンドの 2008年6月30日時点の純資産総額は約 3267 億円。

どちらも巨大なファンドであった。住信 外国株式インデックス マザーファンドがいつから存在するかはわからないが、ステート・ストリート外国株式インデックス・オープンは10年経過しているから、マザーファンドも10年以上経過していることになる。

ファミリーファンド方式だと、マザーファンドの設定日がよくわからない。そのためマザーファンドが急速に資産を拡大したのか、緩やかに資産を拡大したのか不明である。この状況はどこのファミリーファンドも同じなのかな?
タグ:投資信託
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新しいインデックスファンド(1) [KR]

kabu.com の投資信託の積み立て欄を見ていたら、新しいインデックスファンドを見つけた。

MSCI コクサイ・インデックス に連動する投資信託である STAM グローバル株式インデックス である。設定日は 2008/01/09 とまだ日は浅い。純資産総額は約 19億円ほどである。年2回決算。信託報酬は 年率0.7770%で、購入時手数料は無料。信託財産留保金は0.05%。

kabu.com で購入可能な MSCI コクサイ・インデックスに連動する投資信託は他にも ステート・ストリート外国株式インデックス・オープンがある。設定日は 1998/12/01。純資産総額は 113億円ほどである。年1回決算。信託報酬は 年率 0.9975%で、購入時手数料は無料。信託財産留保金は 0.3%。

信託報酬のみを考えれば STAM の方が有利だけれど、年2回決算なのが微妙。税金が余計に取られてしまう。

新しいインデックスファンド(2) に続く。


タグ:投資信託
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ファンドオブファンズとファミリーファンドの違い [KR]

投資信託には様々な種類があるがその中に、ファンドオブファンズとファミリーファンドがある。これらはどちらも投資信託に再投資するという点では同じだが異なる点がある。

  • ファンドオブファンズ
    投資家が購入するファンドの手数料と、ファンドオブファンズが購入するファンドの手数料の合計が手数料になる。ファンドオブファンズが購入するファンドは、一般に販売されているファンドの場合もある。ファンドオブファンズを運営している会社以外のファンドを組み入れることが可能。
  • ファミリーファンド
    投資家が購入するファンドをベビーファンド、ベビーファンドが購入するファンドをマザーファンドという。マザーファンドは一般には販売されない。ベビーファンドとマザーファンドは同一運営会社が運営する。また、マザーファンドの手数料はかからない。ファミリーファンドは運営側のファンド運営を効率化する目的が強い。

次のサイトが比較的わかりやすく解説している。


タグ:投資信託
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インデックス連動型投資信託のコスト [KR]

レポート情報/ホンネの投資教室 2005年9月2日 楽天証券 第十四回 パッシブファンドの見えにくいコストについて によると、日経平均連動型投資信託や、TOPIX連動型の投資信託には、見えにくいコストがあるそうだ。

例えば、日経平均株価は日本経済新聞社が東証1部に上場している企業のうち255社の株価を元に算出している。日経平均株価の構成銘柄はたまに入れ替えが発生する。この入れ替えが原因で、これらに連動する投資信託を購入していると、間接的に損をしていることになるようだ。一部を引用する。
ここで、新たに東証一部に指定替えになる銘柄があるとすると、この銘柄が東証一部の時価総額に占める割合から、この銘柄をパッシブファンドがどれくらいの株数および金額を買わなければならないかを推定することができます。そして、パッシブファンドがこの銘柄を組み入れるのは、この銘柄が東証一部に上場されてから(理想的には上場される時)なので、他の市場参加者は、この銘柄を先回りして買っておけば、東証一部に指定替えされた後にパッシブファンドの買いが入って、株価が上昇した時に売って利益を得ることが出来る公算が大きいと思われます。

確かにその通りである。そこで、私は 255社の日経平均株価ではなく、TOPIX 連動型投資信託の方が良いと思っていた。しかし、それもあまりよろしくないらしい。それは TOPIX の浮動株指数化の採用によるという。これについては、浮動株指数-いま聞きたいQ&A がわかりやすい。

これらの出来事は既に起きたことであり、既に市場は織り込み済みなのかもしれないが、こういうコストが存在するということは知っておいて損はないと思う。そういえば、最近はこの手の記事が書かれていないと思うのだけれど、TOPIX の浮動株指数化のその後みたいな記事はどこかにないだろうか。


タグ:投資信託
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ETF の乖離率 [KR]

何となく、最近は TOPIX と ETF 1306 が微妙に乖離しているような気がしたので、調べてみた。

野村のETF NEXT FUNDS専用サイト | 取引所価格/基準価額/ベンチマーク指標|乖離率「”TOPIX連動型上場投資信託(1306)”」 に日次/週次/月次の乖離率の推移グラフが載っている。

月次をみると 最近は - 1 % 位の乖離があるね。なんでかなぁー。

閑話休題。乖離率を調べていたら、運用実績に目がとまった。

野村のETF NEXT FUNDS専用サイト|TOPIX連動型上場投資信託(1306) には、交付目論見書(PDF) があるけれど、ここには過去の運用実績が書いてある。

3~6 期は 1 口当たり 10 円以上の分配金が出ている。が、基準価額が下がっているので、多分今年は損するかもね。

ちなみに、決算は 7月10日。交付目論見書の信託約款によると

(名義登録と収益分配金の支払い)
第42 条 収益分配金は、計算期間終了日現在において、氏名もしくは名称および住所が受託者に登録されている者を、計算期間終了日現在における受益者とし(以下「名義登録受益者」といいます。)、当該名義登録受益者に支払います。この場合、名義登録受益者が計算期間終了日現在における振替制度移行後も受益証券を保有している所有者と異なる場合であっても、受託者は、当該所有者に対して収益分配金の支払いおよびその他損害についてその責を負わないものとします。

とあるので、7月10日に ETF を持っていればよいらしい。「終了日現在において」なので、7月10日をまたがないと確定しないのかな?つまり、7月10日にETFを購入して同日に売却した場合は対象にはならないのでしょうね。7月10日に購入して翌日11日に売却した場合は対象になるのかな。

あー、難しいことこの上ない。


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TOPIX の始値とNYダウの相関 [KR]

ETF(1306) でギャンブルをしている。まっとうな取引はめんどくさいので積み立てで。

「米国が風邪を引くと日本は肺炎になる」とかいうジョークがあるが、1306 の始値は NYダウの騰落とどれくらい相関があるのだろうか。

気になったので、2008/07 について調べてみた。例えば、2008/7/24 に NYダウは -281pt の下落になった。その次の日に開かれる日本市場はどうなったか。

始値は 1327 であり、前日終値の 1343 と比べ -16 pt の下落。ということで、NYダウの close-open の値と NYダウの次の日の ETF(1306) の始値の相関係数を調べると、 0.73、TOPIX との相関係数は 0.72 になった。

相関係数は -1 ~ +1 の値をとり、+1 に近いほど正の相関をとるから、単純に考えると、結構強い相関があるらしい。試しに 1306 について散布図を描くと次のようになる。

2008081302.gif

※ここでは、米国、日本のどちらかの市場が閉じていた場合は計算していない。つまり、「前日」に市場が開いていない場合は計算から除外している(土日を除く)。

他の月も調べてみるとどうなるんでしょうね。
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