ファイルシステムをマウントするには? [Linux]
Linux の TIPS のメモ。ファイルシステムのマウント関連の話。
Linux から別の Windows PC のディレクトリをマウントしたい。
/bin/mount -t smbfs or /usr/bin/smbmount
これらのコマンドは、SMB ファイルシステム(Windows でのファイル共有)をマウントする。
例えば、Windows マシン 192.168.0.1 の 共有名 data を /mnt/data にマウントするには次のように記述する。
# mount -t smbfs -o uid=XX,username=XX //192.168.0.1/data /mnt/data/
ここで uid は /mnt/data の所有者、username は 192.168.0.1 に接続するときに使われるユーザ名である。
Windows XP Home Edition のように、共有してもユーザ名によるアクセス制限をかけることができない場合は
mount -t smbfs -o uid=XX //192.168.0.1/data /mnt/data/
でマウントできる。/etc/fstab に書けば自動的にマウントさせることもできるが、当然 192.168.0.1 が Linux よりも先に起動していなければ自動的なマウントは失敗する。
尚、Windows上のリソースをLinuxから使うとき (smbclient/smbmount/mount -t smbfs) は LAN の設定で、NetBIOS over TCP/IP を有効にしておく必要がある。
samba、samba-client の違い
- samba-client パッケージは Windows上のリソースをLinuxで使うときのコマンド。
- samba パッケージは Samba サーバ。Linux 上のリソースをWindowsからでも利用できるようにする。
/bin/mount -t ntfs
デュアルブート環境や外付け HDD が NTFS でフォーマットされている場合、NTFS をマウントしたいことがある。-t ntfs オプションは、NTFS をマウントするためのオプションだ。
カーネル2.6では書き込みもサポートしているようだが、カーネル 2.4 の場合は読み込みのみ対応。
/etc/fstab に例えば、次のように追加すれば、/dev/hda9 の ntfs パーテーションを /mnt/ntfs に所有者(uid=500)としてLinux を起動するごと自動的にマウントできる。
/dev/hda9 /mnt/ntfs ntfs auto,users,ro,uid=500 0 0